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村上春樹氏カタルーニャ国際賞授賞スピーチ [原発]

村上春樹氏のスペインのカタルーニャ国際賞授賞式でのスピーチ。
当然のこととして賛否両論あるようですが、ワタシにとっては、この3か月つらつらと思っていたことにとても近い内容でした。「効率」を「経済成長」に置き換えれば、まさにそのまま、と言ってもいいくらい。そしてもちろん、ワタシよりもはるかに優れた表現になっていました。

毎日jpにスピーチ原稿全文が掲載されています。
「非現実的な夢想家として」

とりあえず [原発]

水産庁などが魚類に含まれるストロンチウムの検査を始めたというニュースを耳にしました。
やっとか、と思いましたが、それでも、やらないよりはずっといいです。
セシウムがたまる筋肉の部分だけでなく、骨も含めた検査をする、ということですね。
やらないよりはずっといいですが、やはり検査結果が出るまでには1~2か月かかるようで‥‥(ため息)。

とにかく、今思うのは、大人の不始末の結果を子どもたちに負わせたくないということ。
文部科学省のウェブページにまとめられている様々なモニタリングデータを見ていると暗鬱になってしまいます。専門家でないので断言できませんが、子どもたちの受ける線量を年間1mSvにしようとするなら、福島の方は、校庭の土をちょっとどうにかしたくらいではどうにもならない地域があるように思います。

暫定規制値とか暫定基準値とかいわれるもののハナシ [原発]

子どもが学校からプリントを持ち帰ってきました。曰く「学校における放射性物質への対応について」。主旨は以下の3点。
1.大気に含まれる放射線量は問題のないレベルなので学校の教育活動は通常通り実施します。
2.給食の食材の安全性を確保するため、出荷制限や摂取制限などの状況について確認し、該当する食材は使用しません。
3.地域独自に放射線量の測定を行うべく準備中です。

この時期になにを今更‥。1、3は今後大気中への新たな放射性物質の大量放出がないなら、東京ではそれほど神経質になる必要はないと感じています。2については、学校としての対応はそれしかないと思うのであれこれ言いませんが、それで「安全性の確保に努めています」と言われても納得はできないのも事実です。

飛散した放射性物質のうち初期存在量が多かった放射性ヨウ素は、すでに体内に取り込んでしまいましたが、2か月くらい経ったので、200分の1程度になっているはずです。
今、気にしているのはセシウム137(Cs-137)とストロンチウム90(Sr-90)。今後ずっと持続的な内部被曝を考慮していかなくてはいけないはずです。

とくにストロンチウムは骨に吸収されやすいので、成長期の子どもを持つ親としては、非常に不安と危機感を感じます。

放射性セシウムの暫定規制値を算出するときに放射性ストロンチウムについても考慮されている(チェルノブイリの例からSr-90/Cs-137比を0.1とし、ストロンチウムの寄与も含めて考えている)ことは知っています。
暫定規制値(あるいは暫定基準値と呼ばれている値)が決まったとき、気になったのは、その根拠でした。それでこの値がどうやって算出され決定されたのかを確認しました。

放射性セシウムが1Bqあったとき、Sr-89,Sr-90,Cs-134,Cs-137の4つの核種がある割合で存在すると仮定(*1)して、それらの濃度が物理的半減期に従って減っていく飲食物を1年間にy(kg)摂取したときの実効線量がz(mSv)になるような初期の放射性セシウムの濃度x(Bq/kg)を求めることで、基準値が決定できます。

(計算に必要な実際の数値は、産総研の岸本氏のコラムによくまとまって掲載されています。リンクの許可を得ていないので確認したい方は「基準値の根拠を追う:放射性セシウムの暫定規制値のケース」でググって下さい。)

実効線量zの値は緊急時の年間許容量として5mSvとされています。緊急時の値なので、数値が大きめで、ずっとこの値でいいとは思えません(暫定でない規制値が必要だと思います)が、計算方法がわかれば、パラメータをいじって再計算して、個人でもう少し気をつけていくこともできます。

例えば飲食物の摂取量yについては、実情(子どもの食べる量は大人より少ない、とか)に応じて変えることができますし、また、(市場)希釈係数が0.5であるということは、口にする飲食物のうち半分が汚染されていて、残る半分は汚染されていないということなので、この割合を実情に即して変えることもできます。それによって、実効線量zをもっと抑えることが可能です。

しかし、(*1)の初期存在量は炉内同位体割合に基づくようなので、食物に同じ割合で含まれるとは思えず、この割合が違えば計算結果も違ってきます。これが一番問題に感じるていることです。
飲食品における放射性セシウムの測定値は目にしますが、放射性ストロンチウムの測定値は目にしません。土壌についてもかなり限定的にしか測定されていない気がします。
データがないと子どもたちの被曝量が計算できない‥。
ということで、
(難しいと聞いていますが)土壌や飲食物における放射性ストロンチウムの値を計測する体制を速やかに整えて公表して欲しい!
と強く望みます。
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子育てといっしょ [原発]

批判するだけではなく、褒められることをしたら褒めないとね、ということで。

「菅首相が昨夜の記者会見で述べた浜岡原発全原子炉の停止要請についての支持を表明します。」

政治を監視していくって、批判すべきはしないといけないし、褒めるべきは褒めないといけないし、それらのタイミングも大事だし、子育てに似ている‥。

大学の一般教養でとった政治学の前期定期試験は「国民の政治的無関心について論ぜよ」的な内容だったのを思い出しました。無関心だと怪物に育つ危険があるということを織り込んで答えましたけど。
センセイ、ワタシ、ああいう「A」をとるためだけの優等生的な解答ではなく、今だったら、もっとオモシロイ答案が作成できる気がします。(^^)/

小佐古敏荘氏辞任会見全文 [原発]

小佐古敏荘氏辞任記者会見の資料が掲載されました。

http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/80519.html

「通常の放射線防護基準に近いもの(年間1mSv,特殊な例でも年間5mSv)で運用すべき」で「警戒期であることを周知の上、特別な措置をとれば、数カ月間は最大、年間10mSvの使用も不可能ではないが、通常は避けるべき」と。

これに対し、高木義明文部科学相は過度の心配はよくない、と。

そう、過度の心配はよくないです。こういう数値の捉え方は専門家によっても違いますしね。
でも、じゃあ、あなたは、自分の孫なり、身内の小さい子なりをその環境に1年間おけるのですか?と聞きたい。
小佐古氏は、「自分の子どもをそんな目に遭わせるのは絶対に嫌だ」と。

この基準で運用して、あと30年くらいたって、心配するようなことは何も起こらないかもしれない。でももしかしたら、起こるかもしれない。誰にも明言できない状態なのだと思います。

国だの大きな組織だのが、大丈夫、安全です、と言って、それが覆されたとき、後で謝罪されようが、補償されようが、とりかえしのつかないことがある、と私達はわかっているハズ。

子どもの被爆基準について、そういうことが起こらないよう、周囲の大人は覚悟をもって自分自身で判断して行動する必要があると思います。

20mSv/yでいいのか [原発]

学校の放射線量の暫定基準値のハナシ。ずっとひっかかっています。

原子力安全委員会は、当初、校舎や校庭を利用できるか判断する目安として、「年間被曝(ひばく)量を成人の半分の10ミリシーベルトに以下に」という案を提示しました。年間20ミリを避難区域設定の基準にしているので、子どもはその半分を目安にする、ということです。
が、翌日、その目安を示した代谷誠治委員は「委員会として10ミリが基準と決定したわけではない」と訂正しました。
そして結局、文部科学省は、「年間被曝量が20ミリシーベルトを超えないようにし、校庭の放射線量が毎時3.8マイクロシーベルト以上では屋外活動を制限することとした。」という暫定利用基準を公表しました。

この数値、これでいいのでしょうか。高すぎるような気がするのです。
摂取する水道水や、食べ物からもヨウ素131が(暫定基準値以下ではあっても)検出される状況なのに、内部被曝を勘案せずに、大気中の放射線量の閾値を3.8μSv/hと設定をしたことにも不信感があります。

大人は原発に対してはっきりNOと言わなかった報いをうけている(もちろんNOと言った人もいますが)のだとあきらめることもできるかもしれませんが、子どもにはこれからの未来があって、しかも子ども自身は判断も決断もできずに基準に従うしかないのです。
せめて10mSv/yにすべきでは?
あのとき大丈夫って言ったから信じたのに、ということにならないよう、子どもの周囲の大人が個人個人で判断して対処してくれるようにと祈らずにいられません。

ちなみに東京は水道水から暫定基準値以下のヨウ素131が検出され、空気中の放射線量は2倍程度。この程度なら学校等での屋外活動を制限するには及ばないと思っています。その判断は原子力等の産業活動に伴う一般公衆の1年間の被ばく限度が1mSv/年、自然界から受ける放射線量の全世界平均が2.4mSv/年という数値を参考にして下したものです。